コインチェック、Mr.Exchange、GMOコインの業務改善命令を比べてみた

業務停止命令

行政処分のうち、業務停止命令を受けたのはFSHO(横浜市)、ビットステーション(名古屋市)。業務改善命令の対象はテックビューロ(大阪市)、GMOコイン(東京・渋谷)、バイクリメンツ(東京・港)、ミスターエクスチェンジ(福岡市)、コインチェック。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27844240Y8A300C1000000/

興味があったので、今回のコインチェックとMr.Exchange、GMOコインの改善命令を比べてみました。

コインチェック

(1) 適正かつ確実な業務運営を確保するための以下の対応
ⅰ.経営体制の抜本的な見直し
ⅱ.経営戦略を見直し、顧客保護を徹底
ⅲ.取締役会による各種態勢の整備
ⅳ.取り扱う仮想通貨について、各種リスクの洗出し
ⅴ.マネー・ローンダリング及びテロ資金供与に係る対策
ⅵ.現在停止中の取引再開及び新規顧客のアカウント開設に先立ち、各種態勢の抜本的な見直し、実効性の確保
(2) 顧客との取引及び顧客に対する補償に関し、当局に対し適切な報告
(3) 上記(1)に関する業務改善計画を平成30年3月22日までに、書面で提出
(4) 業務改善計画の実施完了までの間、1ヶ月毎の進捗・実施状況を翌月10日までに、書面で報告

http://corporate.coincheck.com/2018/03/08/45.html

経営体制の抜本的な見直しが記載されてるところを見ると、ガバナンスをちゃんとしなさいということが強い印象。

Mr.Exchange

1. 経営管理態勢の構築(内部管理部門及び内部監査部門の機能が十分に発揮できる態勢の構築を含む)
2. 利用者財産の分別管理態勢の構築
3. システムリスク管理態勢の構築
4. マネー・ロンダリング及びテロ資金供与に係る管理態勢の構築
5. 苦情処理管理態勢の構築
上記1から5までの事項について、講じた措置の内容を平成30年3月22日までに、書面で報告すること。

https://blog.mr.exchange/2018/03/08/

利用者財産の分別管理態勢の構築はやってなかったのか?と思ってしまう。
苦情処理管理態勢の構築とかも改善命令でるんですね。。。

追記

2018/03/29

撤退するようですね。。。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28713380Y8A320C1MM8000/

https://blog.mr.exchange/2018/03/29/news02/

GMOコイン

(1)実効性あるシステムリスク管理態勢の構築
経営陣は、システム障害の発生している根本原因を分析・究明し、その具体的な対応策を策定するとともに、業容の拡大等実態に応じた実効性あるシステムリスク管理態勢を構築すること。
(2)上記(1)に関する業務改善計画(具体策及び実施時期を明記したもの)を、平成30年3月22日までに書面で提出すること。
(3)上記(2)の業務改善計画の実施完了までの間、1ヶ月毎の進捗・実施状況を翌月10日までに書面で報告すること(初回報告基準日を平成30年3月末日とする)。

https://news.coin.z.com/2018/03/660/

システムの部分をちゃんとしなさい、という感じっぽい。

まとめ

思った以上に三者三様でした。
同じ取引所でも、会社の状態がそれぞれ違うってことですね。

なかなか解決しないですが、市場が正常になるためにもここらへんはきっちり金融庁がやってくれていてよかったと個人的には思っています。
が、コインチェックから早くXRPを引き出したいとも思っています・・・苦笑


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